前回のあらすじ
長らく引っ張ってきたこの話も、今日が完結編です。
さて、それから2年ほど経って、私は、今の夫(って、前の夫が
いるわけじゃないですが)と、結婚することが決まっていました。
ある日夫が、自分の友達と、私の友達とで、一席設けてくれないかと
言い出しました。いわゆる、合コンですよね。
夫の、彼女のいない友達から、
「お前の彼女の友達、紹介してもらってよ~」と、しつこく言われたようで。
夫のほうは、友達というより、会社の後輩が主だったので、女の子も
若い方がいいと思い、私は、例の、会社の後輩(仮にAちゃん)と、
その友達(仮にBちゃん)を、連れて行くことにしました。
会は、和やかに始まり、お酒が進むにつれて、だんだん盛り上がって
きました。
特にBちゃんは、大きな声で笑いながら、楽しそうにおしゃべりしていました。
私は、Bちゃんとは初対面でしたが、この子を連れてきてよかったなと
思っていました。
そんなBちゃん、ふと、自分ばっかりしゃべってて、Aちゃんに申し訳ないとでも
思ったのでしょうか。急に、話題をAちゃんのことに、し始めました。
B 「この子って、ほんとおもしろいんですよー。ねー、メルモさん」
私 「うんうん、おもしろい。天然だもんね」
B 「でもねー、この子、こう見えて、すっごい体験してるんですよー」
皆 「えー?なになにー?」
B 「この子、寝てると思われて、すぐ横でえっちされたんですって!」
皆 「えー!!」
B 「寝たふりして、聞いてたんですって!すごいでしょー?」
うっそー!それって私のことじゃない。
Aちゃんは慌てふためき、「わーっ!わーっ!シィーシィー!」とかなんとか
言いながら、Bちゃんの腕を引っ張り、部屋の外へ。
きっと説明しに行ったんでしょうね。
「その、えっちしてた人って、メルモさんだよ」って。
そんなわけで、あの時寝てると思ったら、しっかり起きてたことを、今になって
初めて知ったのです。(笑)
なんだか、彼女には、申し訳ないような、恥ずかしいような。
でも、かなり興奮しただろうなと思うと、ちょっとうらやましい♪